備忘ログ

チラシの裏的備忘録&メモ

R 4.1.0ではソースコードの中にdataディレクトリがないパッケージはDESCRIPTIONのLazyDataが除かれてインストールされるよというメモ

R 4.1.0で自家パッケージ(次に示すのは{jaddress.jiscode}のインストール時のメッセージの一部)をソース(Github)からインストールしているときに見慣れないメッセージを見かけたのでメモしておく。

# 前略
-  preparing 'jaddress.jiscode':
√  checking DESCRIPTION meta-information ... 
-  checking for LF line-endings in source and make files and shell scripts
-  checking for empty or unneeded directories
   Omitted 'LazyData' from DESCRIPTION
-  building 'jaddress.jiscode_0.0.0.9000.tar.gz'
# 後略

Omitted 'LazyData' from DESCRIPTIONって見慣れないメッセージだなと思って調べたら、R 4.1.0でNEWSで

R CMD build removes LazyData and LazyDataCompression fields from the ‘DESCRIPTION’ file of packages without a ‘data’ directory.

と書いてあったので、ソースコードの中にdataというディレクトリがないパッケージはLazyDataは除かれてインストールされるよ、とのことのよう。

たしかにインストールされたDESCRIPTIONのLazyDataの項目なくなっているし、dataディレクトリがあるパッケージではちゃんとLazyDataの項目が残っている。

CRAN Policyを見てみた範囲では、LazyDataの扱いについての記載はさしあたって見つけられなかったので、現時点ではdataのディレクトリがないパッケージのDESCRIPTIONにLazyDataの項目があっても特に問題になるようではなさそう(多分)。